報告者 高木幹事

 阪神・淡路大震災から十年が過ぎ、技能を生かした復興への取り組みを体験してもらおうと神戸市技能職団体連合会が主催で 平成17年11月12日、神戸市生涯学習支援センター「コミスタこうべ」で開催されました。当青年部会もこの主旨に賛同し講師派遣をおこないました。
 この技能体験では、市民の皆さんが貴金属、和裁、洋菓子、料理など15職種に分かれ、技能にふれあい、より身近に技能を感じてもらうとともに震災後の各職種の復興過程と防災・減災の話をしました。
 当青年部会は、水道設備や震災時の体験談等に関する講話を行い 実技では実際に給水配管をしてもらい蛇口から水を出す体験、また給水パイプを使い水鉄砲製作などをおこないました。参加者からは便器の修理に関する質問が出たり、パイプの接合などの初体験に一生懸命になりながら普段あまりなじみのない管工事を少しは理解してもらったと思います。
 また、前日には妙法寺川の左岸公園にて「植樹体験」も行われ、当親組合も協賛し、市民と植樹を行い自然の大切さを感じ、この技能体験を通じて我々も震災から十年を迎えた今、多くの人々とともに、もう一度見つめ直す機会となりました。