県連青年部「家族大会 in 三田有馬富士」
報告者 副会長 小林弘幸 鰹ャ林設備

 平成24年11月10日(土)福島県いわき市に於いて全管連青年部会員交流事業が開催されました。今回の趣旨は『福島県の視察』という事で、全国から47名の有志が集まりました。当青年部会から、岡田会長・小谷代表幹事・小林、親会から青年部OB山崎理事を含め4名にて参加しました。
 当日は小雨混じりの中、バスに乗車し、常磐自動車道を経由し最初の目的地である東京電力(株)広野火力発電所付近に向け出発しました。窓越しから見るいわき市の景色は思いの外普段の生活風景を取戻していて安堵しました。出発してから1時間ほど北上し最初の目的地に到着。バスを降りる事なく原子力災害事故区域境の様子を車中より見学。窓越しから、広大な敷地【汚染廃棄物仮置場】・その奥には【災害廃棄物仮置場】が見えます。福島第一原子力発電所事故による『放射能漏洩事故』の現実を目の当たりにしました。
 その後最終目的地四倉漁港に向け海岸沿いを走行、国道6号線を南下しました。車窓からは、広野町沿道及び住宅地の除染作業の様子、また海岸沿いの景色は、津波被害地で手付かずのままであったり、また復旧工事の最中でした。震災から1年5ヶ月後にリニューアルオ−プンした『道の駅 よつくら港』に立寄り、被災から復興への紹介をして頂き、また漁港敷地の一部には、持主や引取り手が不明の漁船が山積みされている光景を見て、震災の大きさを改めて感じました。この度の会員交流会に於いて福島県連青年部の皆様には大変お世話になりました。
 最後に福島県に訪れて言えることは、『福島県はとても元気です!』問題なのは根拠のない噂の為に受ける『風評被害である!』という事です。私達、震災経験者である青年部会も、復興へわずかながらも協力出来る事は何かを考えていこうと思います。今後共復興事業の際には、皆様からの御協力を宜しくお願い致します。