報告者 : 小林弘幸 代表幹事

兵庫県連青年部協議会 研修旅行TN 福岡

平成30年6月8日(金)〜9日(土)に、兵庫県管工事業協同組合連合会青年部協議会に於ける研修旅行で福岡県に行ってまいりました。
兵庫県下から13名参加で、内神戸から小谷さん・小林の2名が参加しました。

初日は、海の中道にあります、福岡地区水道企業団の施設
【海の中道奈多海水淡水化センター・まみずピア】を見学。
福岡都市圏の河川はいずれも流域面積や流量が小さく、筑後川からの広域利水や域内でのダム建設をはじめ、水資源の安定給水確保に努めてきましたが、近年の小雨傾向もありたびたび渇水等が発生、人口の増加など需要に見合う新規水源の確保が急務となり、この施設が誕生しました。現在では1日最大5万立方メートル/日の生産水量で、企業団の水源3つを合わせた(筑後川水系・多々良川水系・まみずピア)供給水量は1日最大25万8千立方メートルで、福岡都市圏内全体の4割に相当します。



続いて見学したのは【福岡市水道局・水管理センター】です。
この施設は、昭和53年の異常渇水を教訓として、浄水場から蛇口に至る水の流れ・水圧など配水の集中制御が行える全国でも数少ない施設です。

@浄水場間の流量調整(相互融通)A水圧調整による漏水等の抑制
B渇水時における弁操作の省力化C配水管異常時の早期発見と遠隔操作による早期対応
D情報の収集・分析による効率的な水運用
以上の5項目の実現を【水管理センンター】は目指しており、福岡市の水道事業を支えています。
系統配水エリア・地域用途別などを考慮して配水区域を21ブロックに区分し、配水調整に必要な機器を各要所に設置し、オペレーターが365日24時間体制で、配水管に取り付けた流量計・水圧計からの情報をもとに、遠隔操作似て電動弁を開閉し調整することで、各ブロックごとにバランスよく給水しています。

 

また、夕刻からは全管連青年部協議会副会長(事業担当)の小金丸さんを筆頭に、福岡市青年部会の皆様と交流懇親会!昨年開催されました福岡総会以来、久しぶりの再会でおおいに盛り上がりました。



2日目は、北九州市小倉にあります【TOTOミュージアム】。


TOTOは昨年創立100年を迎え、100周年記念事業として開設されました。
ここでは国産初の陶器製腰掛式水洗便器から最新便器、ウォシュレット・浴槽・UB・水栓金具・洗面化粧台ほか建築資材も含めたTOTOの商品並びに歴史を勉強させて頂きました。
1日目・2日目共 新たな知識を学ぶ良い機会となりました。得意先等の雑談でも話のたねとなりますし、何より他都市の水道事業の取り組みや施設の意味を知る機会を頂き大変勉強になりました。

この有意義な研修旅行を企画・実施して下さった、姫路青年部会山中副会長(全管連出向理事)をはじめ、姫路青年部会の皆様には大変お世話になり感謝致します。
今後も兵庫県連青年部協議会では、私達の仕事に関わる内容での研修を企画していきたいと思いますので多くの会員の皆様からご参加頂けますよう宜しくお願い致します。